解ってると思ってたよっつうのは改めて思い込みなんだと

先日、TBSの番組収録中にバギーに乗ったタレントさんが事故にあって破裂した腎臓を摘出するという話がありましたが、ソレについてたまたまつけていたニュースで女性リポーターが実際にバギーに乗って検証していまして『えー・・直進でスピードが出てしまうため・・そのままカーブに入るとこのように・・ハンドルが持っていかれてしまって曲がりづらくなります』みたいな事を言っていたのですが、それを聞いて私はいわゆる釣りというものなんだと思いたい気持ちでいっぱいでした。くだんの番組は、バギー初心者であるタレントにタイムトライアルを挑戦させていた中、事故を起こしたそうです。現場となった場所のインストラクターさんは『利用者は初心者の方がほとんどです』とだけ言っていましたが、実は『でもさっそくタイムトライアルとかやる人はまずいないです』というところはカットされたと思いたいものです。関係者の話によると、撮影当初は悪かった天候が回復したので撮影を再開したんだそうで、ロードのコンディションには全く配慮していなかった、と空ばっか見てて地面は全然見てなかったみたい。誰でもその状況なら次は地面見るもんだと思ってたんですけど、思い込みなんですね。

それと別の話になりますが、旦那さんから『最近ピストっつうノーブレーキの自転車乗りが増えてるみたいだから、お前も自転車乗って仕事してるんだし曲がり角で突っ込まれないように気をつけろよ』と聞きました。自転車に大荷物積んで日々時間と戦って仕事している身分としては、今の日本の街をノーブレーキで走行なんて考えられません。街の道路は狭く曲がり角だらけで障害物だらけなので結構多用します。常に手元はいつでもかけられるように軽くブレーキに触れています。一体時間に追われてない人が街でどんな風に乗ってるんだろう・・。と思ったら動画などで見る限りスケボーみたいに走ってるようですね。正直こんなと出くわしたら迷惑だなあと思ってしまいました。

年配のお客さんと話していると、最近の若い人の自転車の乗り方は、後ろからベルも声もかけずに横を凄いスピードで抜けていくのでとても怖いんだそうです。修理でお世話になっている自転車屋さんはロードレーサーを扱っているのですが、ロードレーサー乗りの人達もピストについての話題を耳にしているらしく『まあ公道走るときはブレーキ付けて欲しいよねえ』と話してるんだとか。ピストは確かに見た目カッコイイですしシンプルであればあるほど良いようですが、同じ自転車乗りとしては、やはり今の日本の道路事情ならブレーキはきちんとつけたほうがいいと思います。そもそも付いてないと走れないんだし。ピストに乗る前までブレーキ付いてる自転車に乗って街を走ってる間に解ってると思ってたよ、というのもやはり思い込みなのですね。確実にいえるのは藤原ヒロシさんに常々思うアレな気持ちは思い込みそのものです。