DE DE MOUSE『tide of stars』

評判がいいのでなんとなく買ってみましたけれども、個人的にはそんなにキュンキュンくるアルバムじゃなかったです。そこここで言われている”星を眺めて聴きたくなるようなー”とか、ああ、まあそうねえ・・そういう音使ってるもんねえ・・てぐらいでそんなに。プレイしているところも動画で見たりしましたけど、人となりまではどういう方なのかまでさすがに判りませんでしたが聴いて観た印象としては大変真面目な方なんじゃないでしょうか。それが音によく出ていると思います。いろいろ呼び方があるようですが、私はダフトパンクと一緒のくくりにしてナツカシテクノとしてしまいますけど、彼らのやたら大ヒットしたアルバム『ディスカバリー』と比べてとても日本人らしいなあ、と感じました。箪笥の引き出しに6枚Tシャツの柄も色も全部違うけどメッセージは統一してるダフトパンクに対し、デデマウスさんは6枚似たような柄のデザインと同色の濃淡でその中の1枚の組み合わせがやたらカワイイ(「Baby's star jam」)みたいな。なもんでもしフロアにパイさんが居たら『アナタには遊びが足らないわ!』と言われてしまいそうな気がします。でも、もう気軽にクラブへ行く事もできないような生活になってしまいました私には、いっときでもこんな感じで聴くかなあと想像して楽しむ時間をくれたアルバムでございました。


そもそもボーカルが乗ってきた時点でディック・リーを思い出すような私が聴いているんで、こいつ全然わかってねえと思われても仕方ないのですごめんなさい。きっと怒られますけどTMネットワークの『DRESS』に収録されてるレインボウレインボウのほうもなかなかどうして星に合いますよと言ってみたり。ほんとごめんなさい。