かちかんのそうい

最近思うことはうっかりはじめた仕事のことばかりですが、先日も知り合いの方に昼間アレで働きだしたんです、と報告しましたら『えー!大きくなったら桐島かれんになりたいって言ってたアンタがアレを?桐島はソレやらないよー(ゲラゲラ』と笑われ、ああ、なんか中学ん時そんなん言ってた気がする・・とかうろ覚えながら、私の人生ってどこまで脇道を走れば本道に戻れるのかしらとぼんやり自転車を漕いでお客さん宅に向かう毎日なのですけれども、昨日なんかはヨーグルトを5個、あるお客様(初訪問)のご自宅に届けたところ『あなたいつもスプーン置いていったことが無いんだから今日は置いて行ってくださる?』と言われ、いやあの初訪問なんすけどと思いながらプラチックのスプーンを一つ置きましたところ”なにこの三十路間近のシンデレラは”と言った表情で『五個買ったんだから5本置いて行くのが当然でしょう?』とたたみかけてこられました。テレ朝の深夜ドラマならここでボクサーパンツだけになってNo.1ホステスに土下座もんです。ああ、新庄がかっこいいパンツをはこうって言ってたよ。


他人とのこういう小さい『えー?ソレそういうもんかあ?』っつうやりとりってすっごく頭に残ってしまって、ちょっとした思考の合間にいつまでも思い出してしまってモヤリとしてため息をついてしまう方なので、長年営業の仕事で生活できてる人を偉いなあと思うのでした。たぶんトカゲのしっぽみたいに終わったことはパッツリ切って切ってって切り替えていくのが上手にならないとダメなのですよね。そうして心を無くした私が、ある日記憶を無くして道端で倒れこんでる小池徹平さんと出会って2人でささやかに暮らしはじめたりするんだけど、そのうち小池さんが記憶を取り戻してその代わりに私のことが記憶から消えてしまって、私がお花を買って部屋に戻ったらもう小池さんの姿はなくってテレビをつけると『うたばん』とかでタカさんと仲居さんにいじられたりしててソレ見て泣くんだわ。この仕事ちょうせつない。旦那さんと娘が同じ顔と格好で寝てるよばかー。