とっさのひとこと

公園を散策しておりましたら頭上を越して前方にある木の枝に向かってカラスが飛んできまして、それが目に入ったところでなにやらが落下してくる気配を感じ、思わず『ぬぬっ!!』と声を出してしまって立ち止まるとつま先の数十cm先に糞が。おのれカラスめとそちらに目をやると、もう一つ先の電柱に止まるカラスと『クソ。はずした』『ドンマイ』と言うかのようにカア、カア、と鳴きあっておりました。


まったくもう、とふと視線を周りに向けると先ほどの『ぬぬっ!!』が思いのほか大きな声だったようで、あの人ぬぬっ!!てぬぬっ!!て言ってたけどなるべく見ちゃダメ笑っちゃダメみたいな口元の緩みとチラ見をしている人が何人かいて、今日ほど暴れん坊将軍長七郎江戸日記を欠かさず見ていた自分を恨んだことはありません。