チャーリーとチョコレート工場

なにがとは言いませんが、でるぞでるぞと話題の吉祥寺はバウスシアターで大絶賛公開中*1の本作が、さっそくDVDの購入予約開始だそうで、しかしなんというかこの冷めないうちに、さあ、どうぞというようなDVDの出し方は好きじゃないのですよねえ。これっていつがキッカケだったんでしたっけ?なんか大作映画がTV放送早かったのがキッカケだった記憶があるんですけど、大作なのに肝心の作品を忘れてしまいました。どうせ半年もしないうちに日テレかフジでやるだろ、みたいな冷めた目つきの君とか私、見たくないの!目を覚まして!とかほんと思います。
チャーリーとチョコレート工場 特別版 [DVD] 
さて、本作品は巨匠ティム・バートン監督作品でありまして、ジョニー・デップ演じるウィリー・ウォンカ氏が経営するチョコレート工場に、主人公のチャーリーを含め5人の子供たちが招待され驚くべき体験をする、というブラックユーモアに満ちた遊び心たっぷりの作品です。注目すべきは本作で初のハリウッド進出となる、主人公チャーリーを演じたチャーリー浜さんと、5人の子供たちのうちの一人を演じた渡辺篤史さんの子役とは思えない名演技ではないでしょうか。ウォンカ氏との対面シーンでのチャーリーが放った絶妙な『ごめんくさい』というセリフは、後にジョニーデップ本人も『いかに上手くコケるか、という難しい演技が要求された』と語っていたほどです。また工場見学のシーンでは渡辺篤史さんの『これは・・素晴しいチョコだあ』という心の底から湧き上がるような感嘆の声と、詳細な状況説明のおかげで自分達も工場の階段の手すりや壁の質感など、手で触れるように解りました。


なにが嘘でなにが本当のことなのか、大切なことはなんなのか、それを教えるにはとてもよい作品だと思います。ご家族で是非、お楽しみください。

*1:のハズですたぶん