突然、勧誘振り切って こうだ

こっから出てくるのは午前中に来た勧誘さんたちです。


一人目は宗教関係の方。チャイムが鳴りましたのでインターホンで応答しますと『今、しあわせですか』と質問されました。ええ、と答えますと『それは大変よいことです。しかし世の中には幸せでない方もいらっしゃいますよね。』『よねって言われましても・・まあいると思いますけれど・・』『普段そういったことをお考えになったことは?』『深くはありませんけどありますよ。』『それは大変よいことです。私達はそういった方々の生活を助けるために共に考える仲間と、そしてハンカチーフを作りまして、それをお買い上げいただいたお金を寄付金として集めています。』『ハンカチ代を寄付したら良いんじゃないですか?』『ええ、ですから・・』『いえいえ、そのお手持ちになってる商品の材料代の事です。』『・・・。』(ピンポーン←お隣さんのインターホンの音)んまあ、挨拶なしで去るなんて!神様の御使いなら人間どもに無礼をはたらいてもよいというのでしょうか。


しばらくして二人目の来客がありました。『こんにちは。階下の○○ですけれども。』なんだろう、と思って扉を開けて出てみますと『あ、あのこれ洗剤なんですけれど、使いませんか。たくさん余っちゃって。』『あぇ、え、いいんですか?ああぃ、じゃあ、すいませんありがとうございます・・』『いえいえ、ところでお宅、新聞はなにか取ってらっしゃいますか』『いやPCあるんで必要なくて取ってないですねえ。』『ウチ○○取ってるんですけど、来年3か月分とか取ってみようかなーとか思いませんか?』『ないですねえ』『あー、そうですかあ・・じゃっ、それ、いいですかちょっと』『はい?』『お渡しした洗剤、ちょっと』『ああ、はい』『じゃ、失礼しまし・・』(バタン←扉の閉まる音。)(ピンポーン←すかさずお隣さんのインターホンの音)えええええええええええええ新聞の勧誘だったんだ。年末だから必死だからって。だからって。だからって。


階下のお名前を確認したらそんなお宅は存在していませんでした。我ながら平和ボケしすぎだと思いました。今となるとなにもおかしな事に巻き込まれたりしなくてよかったです。