ゲームに生身の繋がりがあるというだけで

ネトゲで廃人になる人の話とか読んでて壮絶なんだけど、イマイチ現実味がなくてホントかなあ、もともとしっかりしてない人なだけなんじゃないかなあと思っていたのですけど、実際目の当たりにして周りに止める人がいないとホントにダメになるかも、と思いました。


というのも旦那さんが仕事の同僚に誘われて、ゲーム好きの我が家にやっとこさ某ゲームソフトがきましてここ2日ほど遊んでいるのです。来たばっかりだからってのもあるんだろうけど、プログラムされた情報じゃなくて、ネットワークで、知り合いの、生身の誰かと繋がってるってだけで、ゲームへの入り込み方がハタから見るとこんなに異様に見えるものかとちょっと驚き。時間通りに待ち合わせ場所に来ないと仲間から電話来たりとか、ご飯は食べてる暇ないからいらないとか、止めたくても止めたいって言いづらいとか。でもあの『上手に焼けました〜♪』ってお肉焼くアクションはみんなで固まってやるとかなり面白い。


いらないと言われてもご飯食べないのもどうかと思うので、娘とお散歩がてら某国のゲーマーさんたちが食べてたなあと、サンドイッチとおにぎりを買って帰って『食べやすいかなと思って』と無言の廃人になるなよメッセージを込めて渡しました。困ったような顔して『ごめんありがとね』と返事していたけれど、こういう『許す』『許して』が小さい積み重ねでダメになっていくんだろうなあ。


娘の手の届くところにキーボードがあって、触ってしまってひらがな入力になってしまっただけで『どうすんだよう!』とおかしなイライラをしていたり。ミッションクリア後に即『おつです』と入れるためにだと思うのですけども(もう『思う』ばっかりです。)、とにかくくだらない事で殺伐とした空気を垂れ流されるのはカンベンなので『娘はわからないんだから、自分で防げる事は防いでね』とお願いしたらば『防いでるよ!娘が手を出してくるんだよ!』と荒い口調で返答されました。だから手を出して届かないところで遊べと言うにわからんか。わからんか。


これは普段ゲームやってない人が、この様子をみたら上っ面に『恐怖!ゲーム脳!』とか1冊書いて金儲けしちゃうよなと思った。で、信じてすがってくるお母さんとかも出るなとも思った。仕事に支障が無い限りは、ゲーム好きなぶん遊びたいだろうし黙ってるつもりだけど、人の生活として危なそうだったら、うるさいと思われてもとりあえずマメに注意してかないとなあ。