独身でいるか結婚するか

20代も後半に差しかかると仕事に生きて友達と遊ぶ事が楽しい人とか、そろそろ覚悟を決めて結婚したりする人とか生き方が2択みたいになってきて、そうするとみんなで『実際、独身のままがいいか結婚はすべきものかどうすんのよ俺(オダギリ』とかいう話題によくなったりします。


独身の人は『仕事忙しいし、この歳になると出会いが無い』とよく言います。だからなのか『独身でもぉ男女の友達が周りにいて寂しくなければね結婚しなくてもいいかなって思うワケ』な桃井かおり思想の人が多いです。でも私はそういう人の話を聞いていて、出会いが無いと言っているのはただ念仏を唱えてるようなもので、実際は現状の生活に満足してて探してない、たとえ付き合ってる人がいてもいなくても、正直他人と生活を共にしていく事に責任を持つ自信がまだないから、そんな風に言うのではないかしらと思っていました。


加えていまだに女子でよくいるのが『今は自分磨きしてるの』っていう人なんですが、30を目前にしてまだ何を磨いてんのか不思議で聞いてみたら『いろんな本を読んだり、自分のためにちょっとイイお茶とか珈琲とか淹れたり、医療事務の資格とろうかって勉強してるの』という模範解答にクラクラしました。なにその無駄な磨き。そんなのしてるヒマがあったら出会いを探したほうがいいと突っ込んだら『忙しくてそうもいかないのよ。出会いだってなかなかないし』と会話がループしていくのでした。だからこの手の相談というか話は面白いんだけど、聞いてるほうは心配して一緒になって考えるよりは正直右から左に流したほうがいいんだなと最近気づきました。もうホントに。ホントウに。


私としては結婚はしなきゃいけないものだとは思ってないです。独身の頃は好きな人と一緒にいるだけで十分で、なお紙一枚を役所に出して結婚て形をとる必要が見つからなかったし、だいたいその気が無いのに結婚したらお互いのためにも子供の為にも最悪よくない結果を産んでしまうんじゃないかと考えていたからです。それでもした理由といえばそんなこと言ってても、結局はタイミングと勢いでお互いに結婚するなら今しかねえ、と思ったからなのでしたから、まったく先々どうなるか解らないものです。そうでもしないと、結婚するキッカケってそれこそなかなか無いのではないかしら。


それで実際結婚してよかったなと思ったのは、子供ができて出生届を出したときに両親の婚姻届が先に出てないと、私生児扱いになって戸籍上ふつう『長男・長女』のところが『男・女』の表記になるんだそうです。コレあとから聞いて、子供のために夫婦になったってワケではないんだけど、結婚て2人だけのものではないんだなあと変なトコで改めて思いました。しといてよかったなあと。だから私がもし『なんで結婚したんですか』って聞かれたら、『旦那さんとの間に嫌な事があってもこの人しかいないと決めたのと、生まれてくる子供の事も思うとするべきだと思いましてタイミングと勢いにまかせて』って答える事になりますたぶん。


それと既婚の人で『喜びは2倍に、苦しみは半分になるから』とかいう模範回答がよくあって、なんとなく私コレは『自分磨き』とおんなじくらい都合のいい言葉に思えてしまうんですけど、それを旦那さんに言ったら『でもおまえの言い草より100倍かわいい』と言われてしまいました。えー。