さて誰の言葉を信じましょうかしら

三歳児検診が先日あったんですけれども、そこでの発達相談でぜひ聞いてきて欲しいと保育所の先生からメモを渡されました。簡単に内容をまとめると『こだわりが強くて気持ちの切り替えが上手にできない』というもの。身体測定では発育良好で問題なしな娘、別室に移り、いざ”ベテラン保育士”の相談員相手に『発達相談』のはじまり。くだんのメモ紙と問診票のアンケートを見ながら開口一番『お母さん、今まで頑張りましたねえ!こんな難しい子相手に大変だったでしょう!』ときました。そりゃあ親業を未経験から初めて手探りしながら3年経ち、ワケのわからんものが人らしく振舞うまで育てられたんだから頑張ったほうだわねえ・・と聞いておりましたが、どうやら”こだわりの強い”うちの娘を自閉症のケがあると判断したらしくて、やたら私は相談員に大絶賛されました。べつに『この気持ち受け入れてー』とか全く思ってなかったんですけれど、仕事を抜けて雨がさらさら降るなかをメンドクサがって傘もささずに会場まで行ったので髪型も乱れていたんでしょう、やつれて見られたのがそう思わせる原因になってしまったんだかしら。とにかくそのままやたら業績を大絶賛されつつ今後の娘への接し方を『くどくど説明しても受け入れない子ですから、それは○なのか×なのか、シンプルに教えてあげる方法でやっていきましょう』と教わりました。

相談員がいうに”こだわりの強い子”は集団生活で周りと足並みが揃わないので、とても困るんだそうです。だから、公立の幼稚園なり保育園なりに入るまでになんとかこの娘の『障害』を治したいらしいのです。え、障害なん???散歩の道がいつもと違うから座り込んで嫌がるのがあったり、皆で椅子に座ってお絵かきする時に描きたくないから嫌がるのがあったりすれば障害なのか。一体よその子はどんだけロボットなんですか。

なんだかすっきりしない気持ちで翌日保育所の先生にその出来事を話すと、自閉症のケがあるという疑惑を否定するでもなくで、そうか、そうですか、こうなったら私も事実を受け入れないとアレですか・・と覚悟を決めようとするも、やっぱり納得できない親心でママさん方に相談すると『そんなもん3歳じゃ当たり前じゃない。まったく大げさなんだからー』と相談員や先生達に対して怒っていて、仲のいいお客さんにも話したら『そんな質問すれば市の相談員の自閉症にしたがるいいエサだわよ。気にしないのー』とゲラゲラ笑われる始末。ちょっと気にするぐらいで今は様子見でいいんだかしら・・。

で、来年の進路について悩んでいる事も相談員と保育所の先生の双方に相談してみたんですが、娘のそんな性格上、足並みをそろえさせたがる幼稚園より、自由に動ける保育園のほうが合ってるとのことで、幼稚園はすでに入れたいなあと思ったところを見学済みでしたから、さっそく近所の保育園に出向いてみました。けれど、応対してくださった様子とか園の雰囲気が直感で『アレだなあ』というものだったので、私としてはやっぱり幼稚園に入れたいんだけれど正直どっちが娘のためにいいんだろうと、もうこれを考え出すとどんぶり飯3杯もノドを通らなくなるので本当に困っています。やっぱり先生の助言を聞くべきなのかしら。それとも自分のカンを信じるべきなのかしら。