清志郎さん
例えば今日一日の業を成しおえて帰る自転車での道すがらや、なにかつくりながらなど『ながら歌』をしていると、そのうち夢中に歌いだしてしまうというのは皆さんよくあると思いますが、それが私の場合ですと『清志郎さんぽく歌いだす』と止まらなくなってしまうのです。ただ甲高い声色で言葉尻に『〜だぁぜぇええ』をつけているだけなんですけれども、たぶんこの近所にお住まいの人は、道端で娘と散歩している私とすれ違った時に一度は聞いているのではないでしょうか。
どんな感じかといいますとこんな具合。
まぁいごの まぁいごの こぉねえこちゃーん
あぁなたの おうちは どこですぅかあおぉうぅちぃぃを きいても わからないんだぁぜぇええ
これが極め出すとなんとも気持ちがよいのです。
そんな風に今日も今日とて娘の相手をしながら『まだベイベだもんねー』などど遊んでいるうちに、だんだん清志郎さんぽく言い出すようになりやっぱり気が付いたら『どーしたんだ!?ヘヘイベイベー♪』と極めはじめていて、そのうち約束していた友達が来たらしく、玄関のチャイムが鳴ったのでドアを開けましたら
『・・清志郎?』
『う、 うん』
また恥の多い人生を送ってしまいました太宰先生。