死神の精度『死神の精度』を読んだよ

これは6つのうちの1つめの話ですわね。地球人を見定めるとか、高河ゆんアーシアン』を思い出しました。あれは天使が地球人に近づいて滅するべきものか見定める話でしたけど(とか言っちゃって)、こちらはタイトルどおり死神が情報部から渡された調査対象リストに基づいて本人に近づき、対象の『死』を【可】とするか【見送り】とするか判断するって言うのがお仕事内容です。


本人は至ってクールに立ち振る舞ってるつもりのようなんですけど、結構人間臭くて『ベルリン天使の詩』の話が、天使の立ち振る舞いままだと信じてるあたりとか微笑ましいです。彼のいう教育研修でそのように習っていたのならなおさら死神に好感が持てます。話の感じが『えー切ない』か『えーなんか残酷』でまとまってるのかと思ったので、まさか『ほんわかストーリー』から始まるとは思いませんでした。ちょっとあ、そうなんだ。これは帯のまんまほんわか系なんでしょうかね、と思って読み進めております。


それから短編の良いところですけど、とっても読みやすい話なので、空いた時間にちょこっと読んで区切りつけられました。子育て中にはとっても助かります。あとメガテンマニアクスやりたくなってきます。うちのブラックライダーは強いですよー。