今、俺にできる精一杯の正義

夕方、娘と2人で散歩ついでに旦那さんを駅までお迎えがてら、買い物へ行きました。とある鶏肉の惣菜屋さんが今空前の大ブームらしくて、連日その店の前だけ列が出来てるんです。うちも並んでたんですけど、一人おばさんがガラス越しの商品見るフリして私の側に寄ってくるんです。

で、携帯電話取り出して旦那さんですかねえ、誰かに電話して『欲しいのある?』とか言いながら奥の品物のぞきこむにつけて、今度は私の前にずいっと入ってくるんです。私の後ろに既に並んでる人達もなんか言いたそうなんですよ。つか『おまえ何か言えよ』って無言の圧力かけてきたりして、娘もじーっとおばさんを見つめてて、いやでもお話中だし、終わったらちゃんと並ぶんじゃないの?なんて思いながらこの後どうするんだろうと見てましたら、そのおばさんてばまんまと話し終わってその場に落ち着き出したんですよ。

しょうがないから『あのー』って声かけたら『ハ?』と、もうまだ何にも言ってないのに煩そうなんですよ。『もし並んでるおつもりでしたら、この列の最後尾はあちらですよ』と教えたんです。したら『え?ああ』って最後尾に向かってもっそいたらったらした歩きで歩いていって並んだんです。おお、すんなり事が終わったなあなんて呑気にまた順番待ってまして、しばらくして何の気なしに辺りをみたらあのおばさんもっそい私のこと見てるんですよ。

けしてそれは惚れてる目ではないねん。私の泣き声、悲鳴?ほで!とでも言わんばかりの突き刺すような眼差し。お買いあーげ!さっさとお買いあーげ!お買いあーげ!まあだ並んでんの?まあだ!?と脳内に無言の抗議を直接訴えかけられながら、いや被害妄想ですけど、軟骨揚げとごろごろポテト買って帰ってきました。

その場から離れたところで、バックの中に噛み抜いたガムとか捨てられてないか見ちゃったですよ。ノミの心臓であいすいません。久しぶりに会ったわよもーお怖かった。